音姫と4人の仲間たち♪

―――そして順番が回ってきた。

霧生君の緊張も解れたようで皆リラックスモードだ。

「いくよっ!」

霧生君の言葉に皆で頷きあうと、所定の位置につく。

♪~~~

曲が流れだした。

練習のように楽しもう。

体が軽い。

声もいつもよりいい感じな気がする。

そんなことをおもいながら、演技をする。

途中、皆と視線を交わせたり、リラックスしたままの演技。

終始笑顔を絶やすことなく演技する。

これはあたし達の中の掟みたいなもの。

それに従って皆も笑顔を絶やさない。

こうして、いつの間にか演技はおわった。

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