音姫と4人の仲間たち♪

「それじゃあ最後は音葉」

「はい」

そう言ってスタジオに入るあたし。

他の皆はもうテストを終わらせていて、ガラス越しにあたしを見ている。

少し緊張するな・・・。

「それじゃあ音楽流すぞ」

「はい」

あたしの返事を確認した先生が私の曲を流す。

自分で作ったうたをうたうってのもなんか変な感じ。

でも、そんなこと気にしない。

あたしはあたしなりに全力投球するんだ!

すっと息を吸い込むと、歌い出した。

音楽に合わせて自分の声を紡ぐ。

途中、ガラス越しに皆に微笑んで見せたり、絶好調で歌うことができた。

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