音姫と4人の仲間たち♪

翌朝__

あたしは電車に揺られながら、周りを見渡す。

すると、そこに見慣れた姿を見つけた。

「梨香・・・?」

あたしのその呟きが聞こえたかのようにこっちを向いた梨香。

とたんに笑顔になった彼女はこっちに歩いてくる。

「美鶴~!」

「梨香!頼むから満員電車で歩き回らないで!」

その言葉を無視して笑顔で進んでくる梨香。

あたしは苦笑いを浮かべながら、彼女がたどり着くのを見守った。

「美鶴、何処受けたの?」

「梨香こそ」

あたし達はそんな会話をして、目的の駅に着くのを待った。

< 7 / 125 >

この作品をシェア

pagetop