音姫と4人の仲間たち♪
翌朝__
あたしは電車に揺られながら、周りを見渡す。
すると、そこに見慣れた姿を見つけた。
「梨香・・・?」
あたしのその呟きが聞こえたかのようにこっちを向いた梨香。
とたんに笑顔になった彼女はこっちに歩いてくる。
「美鶴~!」
「梨香!頼むから満員電車で歩き回らないで!」
その言葉を無視して笑顔で進んでくる梨香。
あたしは苦笑いを浮かべながら、彼女がたどり着くのを見守った。
「美鶴、何処受けたの?」
「梨香こそ」
あたし達はそんな会話をして、目的の駅に着くのを待った。