音姫と4人の仲間たち♪

「豊松彩菜」

「音葉美鶴デス」

あたし達の自己紹介を聞いた彼らも順番に自己紹介をしていく。

「2人とも名前までかわいいんだね!俺は木村徹平。よろしくね」

「俺は小野透。よっろしく~」

「俺は田口健吾。よろしく」

「はぁ・・・」

ウインクしながら続けざまに挨拶する彼らに引きつった笑顔を返す彩菜ちゃん。

「顔はかっこいのになんかもったいない・・・」

「ホントよね。・・・これが成績優秀とか信じらんない」

あたし達はこっそりとそんな会話を繰り広げてた。

「ところで、台本読んだ?できればさっそく練習してみたいんだけど・・・」

霧生君は3人にそう問いかけると、自分の胸元まで台本を持ち上げて見せた。

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