音姫と4人の仲間たち♪

ぱちぱちぱち・・・

突然聞こえてきた拍手の音に反応したあたし達は一斉にドアの方へと視線を向けた。

「なかなか筋がいい。いきなり練習開始なんてやる気もあるみたいだな」

そう言って微笑む彼。

Aクラスの担任だ・・・。

「あ、勝手に机とか動かしちゃってすいません・・・」

「ん?あぁ音葉か。別にかまわない。好きにやれ」

「ハイ」

彼はそういうと、部屋の隅に寄せておいた椅子の1つに座った。

「俺がアドバイスをくれてやる。もう一回やってみろ」

その言葉にあたし達は一斉に頷く。

「じゃあ・・・続きからいこうか」

「うん」

あたし達はそれぞれの位置に着くと、先生の合図を確認して演技を始めた。

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