音姫と4人の仲間たち♪
「ご注文はお決まりでしょうか?」
「それが迷ってて」
そう言って目を伏せるイケメン。
何処かで見たことがあるような・・・。
でも、音楽科の生徒じゃないはずだし・・・何処でみたんだ?
ってそんなこと言ってる場合じゃない!
これだけ忙しいんだからスムーズに回さなきゃ!
「どちらでお迷いですか?よかったら私と決めましょう」
そう言ってにっこりほほ笑んだあたしは、メニューに視線を落とす。
「えと・・・これとこれで・・・」
「そうですね。それでしたら、こちらの方が男性には人気のようですよ」
「じゃあそれで」
「かしこまりました」
あたしはぺこりと頭を下げると、厨房へと向かった。