音姫と4人の仲間たち♪
裏方での仕事は先生が担当している。
あたしは軽く先生に視線を向けると微笑んだ。
「ちょっとずつ成長してるってことだな」
「うん!私、もっと成長してかっこいい魔法使いになるわ!」
「頑張れ」
そう言って頭をなでる御影君に微笑み返す。
そこに突如割り込んできたのが琉堂君。
「アリア、少し用があるのでいいですか」
そう言うと一方的に腕をつかんで歩き出した。
「え、ちょっとドライ!?皆またね!」
「・・・」
少しの沈黙の後、立ち止まったドライは静かに腕を離した。
「ドライ?用って?」
「ありませんよ、そんなもの」
あたしはその言葉に目を見開いた。