音姫と4人の仲間たち♪

そんなことを考えているうちに劇も終盤。

ドライにかけられた呪いをとくべく奔走するアリア。

「アリア・・・」

「あ、ドライ。気分はどう?」

「いつもより楽です」

ベットに横になったまま言う彼。

琉堂君の心境的には気分あまりよくないよね。

だって、公衆の面前でベットに横になってるんだから。

「そっか。それでもちゃんと寝ててよね」

「ハイ。あの・・・」

「どうしたの?」

「手を・・・握ってもらってもいいですか?」

少し赤く染まった顔をそむけながらそう言った彼の手を握る。

「珍しく甘えん坊さんだね。大丈夫、握ってるからちゃんと休んで」

そう言って微笑むと小さく笑顔を返してくれた彼の冷たい手をぎゅっと握りしめた。

「おやすみ、ドライ」

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