星降る夜
最近様子が可笑しい。
突然変な言葉を口走ったり、全く覚えのない夢を見たり…
「なんなの・・・」
本日二度目の台詞を吐き、私は通学路を歩いていた。
「……わっ!」
「きゃぁ?!」
不意に驚かされ、悲鳴をあげる。
「えへへ〜、驚いたぁ?」
その驚かした張本人はおどけたように言うと、ペロッと舌を出した。
「もう、・・・いきなり止めてよね」
呆れたように言うと、彼女、親友の璃菜はもう一度えへへ、と笑い、
「だって、朝から小難しい顔で親友が歩いてたんだもん。なんかあったの?」
そんなに険しい顔をしていたのか、璃菜に聞くと彼女は笑顔で頷いた。