星降る夜
−キーンコーンカーンコーン−
「んん、ギリギリぃ♪」
予鈴が鳴り終わると同時に駆け込んだ私達は席についた。
「あぶねぇ、ギリギリだったじゃん」
するとひとりの男子が私に話し掛けてくる。
「でも、間に合ったからいいでしょ?」
素っ気なく答え璃菜の元へ向かう
「ははっ、つれねぇなー。たまには笑ったっていいじゃんよー」
しつこくつきまとってくる男子に私は飽き飽きし、振り向いて小さく脚を蹴った。
「っ、て……何すんだ!」
「しつこくしてくるのが悪いんでしょ?」
蹲るそいつ、健太をあとに私は璃菜の元に行った。