クロス×ラブ
「気をつけていきなさいよ!」
学校に行けば、情報を集められる。
そう思いながら家を出るが、自分の家とは違うので学校へどうやって行けばいいのか分からない。家の前の道路を左右に見るが何も看板もない。どうしよう。
「山谷さん!」
すると、後ろから声を掛けられる。
何処かで聞いた声…。
その声の主を間違える事なんてあるはずがなかった。だから、確信を持って振り返る。
「野村君…」
その主は私が昨日告白して振られた相手、野村君。
野村君はこんな甘い声で、山谷さんに声を掛けるんだ。
今初めて知った。
「もし良かったら、一緒に学校いかない?…、その、嫌だったらいいんだけど」
思い切り首を横に振る。
「ううん、いいよ、一緒に学校行きたい…」
思い切り私情を野村君に見せてしまった。
この身体は山谷さんのものなのに。
心の中で一つ頭を下げる。
でも、これくらいの我が儘は許されるよね。
私の身体がどうなってるか分からないし。
それから、学校まで私は野村君とお話をした。
昨日振られたはずなのに、こんなにお話出来るなんて。
そんな状況に私は嬉しさを隠しきれなかった。
学校に行けば、情報を集められる。
そう思いながら家を出るが、自分の家とは違うので学校へどうやって行けばいいのか分からない。家の前の道路を左右に見るが何も看板もない。どうしよう。
「山谷さん!」
すると、後ろから声を掛けられる。
何処かで聞いた声…。
その声の主を間違える事なんてあるはずがなかった。だから、確信を持って振り返る。
「野村君…」
その主は私が昨日告白して振られた相手、野村君。
野村君はこんな甘い声で、山谷さんに声を掛けるんだ。
今初めて知った。
「もし良かったら、一緒に学校いかない?…、その、嫌だったらいいんだけど」
思い切り首を横に振る。
「ううん、いいよ、一緒に学校行きたい…」
思い切り私情を野村君に見せてしまった。
この身体は山谷さんのものなのに。
心の中で一つ頭を下げる。
でも、これくらいの我が儘は許されるよね。
私の身体がどうなってるか分からないし。
それから、学校まで私は野村君とお話をした。
昨日振られたはずなのに、こんなにお話出来るなんて。
そんな状況に私は嬉しさを隠しきれなかった。