今を、生きてゆく








余計なお世話だとは思うけど。



私は声をかけた。





「あの・・・・・・」





彼の目が、ゆっくりと開く。


夢から現実に戻ってきたらしい
彼と、パチリと目が合う。




「・・・終点ですけど
 降りないんですか??」




彼の目を見ていると
吸い込まれそうになる。




整った顔立ちだなぁ




なんてまた私
場違いなこと考えてる。








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