* promise *
「さむっ」
3月とはいえ、夜風はまだまだ冷たい。
コートの襟を立てると、ズカズカと音が鳴らないように気をつけて歩いた。
家までの帰り道、小さい時よく遊んでいた公園になんとなく目が止まり、立ち寄った私。
「すごい久しぶり…」
滑り台にブランコ。
砂場には誰かが忘れていったスコップが転がっている。
“ほとんど変わってない”
ゆっくりとベンチに腰掛けると、私は再び缶ビールを開けた。
「そういえばこのベンチ…」
小学校5年生の時、クラスの男子に“生意気だ”って言われて泣いていた私に
『俺がぶっ飛ばしてやるから!!』
“だから元気だせっ!!”って、ヒロが滑り台の上から叫んだっけ。
「懐かしいな…」
あの頃は毎日が楽しくて、好きな事を好きな時にやってたよね。
3月とはいえ、夜風はまだまだ冷たい。
コートの襟を立てると、ズカズカと音が鳴らないように気をつけて歩いた。
家までの帰り道、小さい時よく遊んでいた公園になんとなく目が止まり、立ち寄った私。
「すごい久しぶり…」
滑り台にブランコ。
砂場には誰かが忘れていったスコップが転がっている。
“ほとんど変わってない”
ゆっくりとベンチに腰掛けると、私は再び缶ビールを開けた。
「そういえばこのベンチ…」
小学校5年生の時、クラスの男子に“生意気だ”って言われて泣いていた私に
『俺がぶっ飛ばしてやるから!!』
“だから元気だせっ!!”って、ヒロが滑り台の上から叫んだっけ。
「懐かしいな…」
あの頃は毎日が楽しくて、好きな事を好きな時にやってたよね。