青空バスケ
バスケ部の日常。
栞奈side
青桜高校バスケ部
セイオウ
バスケが大好きな人達が集まった極普通な部活。
だけど、校内では部活終了時刻を過ぎてもなかなか帰らない部活として有名なんです。
ほら、今日も。
体育館で呆れたようにため息をつく先輩が数名。
「……まーた1on1かよ。
本当に好きだよなー、アイツら」
「ってか、もう部活終了時間なんだけど。
俺、鍵閉めたいんだけど」
「諦めなよ、愁ちゃん。
一旦火がついたら止められないよ。
……特に大和は」
そんな先輩達に苦笑いしながら、あたしは現在進行形で先輩達を悩ませてる二人を見る。
一人は後輩。
そして、もう一人は――
「っはぁ!!
先輩、強すぎ!!」
「俺の勝ち!
じゃあ、アイスよろしくな」
「はぁ!?!?
マジで俺が奢るんスか!?!?」
「最初からそういう約束だったろ」
「高瀬先輩の鬼!」
ギャンギャン騒ぐ後輩を背に、笑いながらご機嫌そうにあたし達の方に歩いてくるアイツ。
青桜高校バスケ部
セイオウ
バスケが大好きな人達が集まった極普通な部活。
だけど、校内では部活終了時刻を過ぎてもなかなか帰らない部活として有名なんです。
ほら、今日も。
体育館で呆れたようにため息をつく先輩が数名。
「……まーた1on1かよ。
本当に好きだよなー、アイツら」
「ってか、もう部活終了時間なんだけど。
俺、鍵閉めたいんだけど」
「諦めなよ、愁ちゃん。
一旦火がついたら止められないよ。
……特に大和は」
そんな先輩達に苦笑いしながら、あたしは現在進行形で先輩達を悩ませてる二人を見る。
一人は後輩。
そして、もう一人は――
「っはぁ!!
先輩、強すぎ!!」
「俺の勝ち!
じゃあ、アイスよろしくな」
「はぁ!?!?
マジで俺が奢るんスか!?!?」
「最初からそういう約束だったろ」
「高瀬先輩の鬼!」
ギャンギャン騒ぐ後輩を背に、笑いながらご機嫌そうにあたし達の方に歩いてくるアイツ。
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