青空バスケ
あの日の約束。
大和side
俺が小学生でバスケを始めて間もない頃。
当時高校生だったイトコが大きなバスケの大会に出ると聞いた。
その頃からバスケ馬鹿だった俺はその試合を観に行きたくてしょうがなくて。
母親に頼んでやっと許可を貰えた。
「バスケ?」
「ハル兄が出るんだ!
栞奈も一緒に観に行こうぜ!」
そのときはもちろん栞奈も誘った。
だけど、栞奈の答えは……
「ハル君は応援したいけど、バスケあんまり知らないからいいや」
今と違ってバスケに関しては無知だった栞奈は断ってきた。
そんな栞奈を俺は何度も誘った。
栞奈にバスケの楽しさを知って欲しくて。
バスケの凄さを知って欲しくて。
それはもう必死だったと思う。
俺が諦めないと踏んだのか、とうとう栞奈は折れた。
俺が小学生でバスケを始めて間もない頃。
当時高校生だったイトコが大きなバスケの大会に出ると聞いた。
その頃からバスケ馬鹿だった俺はその試合を観に行きたくてしょうがなくて。
母親に頼んでやっと許可を貰えた。
「バスケ?」
「ハル兄が出るんだ!
栞奈も一緒に観に行こうぜ!」
そのときはもちろん栞奈も誘った。
だけど、栞奈の答えは……
「ハル君は応援したいけど、バスケあんまり知らないからいいや」
今と違ってバスケに関しては無知だった栞奈は断ってきた。
そんな栞奈を俺は何度も誘った。
栞奈にバスケの楽しさを知って欲しくて。
バスケの凄さを知って欲しくて。
それはもう必死だったと思う。
俺が諦めないと踏んだのか、とうとう栞奈は折れた。