青空バスケ
真実を知った、その時。
栞奈side
谷先輩はそれ以上は教えてくれなかった。
後は本人に聞けって言われた。
でも……そんなこと言われたって……。
「大和……」
「ん?」
「アキ君のとこ……行かなくていいの?」
あたしがそう聞くと、大和は少しだけ黙りこんだ。
「……今はいい。
試合が終わってから、ゆっくり聞く」
……大和、ものすごく気になってるんだね。
さっきから落ち着いてないよ。
先輩達もそれに気づいてるのか、若干心配そうに大和を見る。
「……高瀬先輩、大丈夫ですかね」
「さぁな。
もしかしたら中山は……大和と栞奈に何か隠してるのかもしれねぇな」
「だとしたら、大和が今まで思ってたことはー……全部違ったってことー?」
「……そうなるな。
今……少し動揺してるのかもな」
先輩の言う通りかもしれない。
大和は今……心の整理がついてないのかも。
だって……あたしだってよく分からないもん。
谷先輩はそれ以上は教えてくれなかった。
後は本人に聞けって言われた。
でも……そんなこと言われたって……。
「大和……」
「ん?」
「アキ君のとこ……行かなくていいの?」
あたしがそう聞くと、大和は少しだけ黙りこんだ。
「……今はいい。
試合が終わってから、ゆっくり聞く」
……大和、ものすごく気になってるんだね。
さっきから落ち着いてないよ。
先輩達もそれに気づいてるのか、若干心配そうに大和を見る。
「……高瀬先輩、大丈夫ですかね」
「さぁな。
もしかしたら中山は……大和と栞奈に何か隠してるのかもしれねぇな」
「だとしたら、大和が今まで思ってたことはー……全部違ったってことー?」
「……そうなるな。
今……少し動揺してるのかもな」
先輩の言う通りかもしれない。
大和は今……心の整理がついてないのかも。
だって……あたしだってよく分からないもん。