青空バスケ
ホームルームが終わったらすぐ校門に集合な。
南雲先輩のその言葉通りに俺と蓮と栞奈は校門前にいた。
でも、そこにいたのは俺達だけじゃなくて……
「鳴瀬先輩、相沢先輩」
「お、やっと来たか」
待ってました、とばかりに鳴瀬先輩が俺達を出迎える。
その横で眠そうにアクビをする相沢先輩。
そして……
「全員揃ったか」
いつ見てもイケメンな南雲先輩。
「先輩達も揃って……どこ行くんですか?」
栞奈が聞くと、先輩達は怪しげにニヤッと笑った。
「遊びに行くんだよ」
「「遊び……?」」
何か……嫌な予感しかしない。