青空バスケ

「杉崎!!
お前、いつまで喋ってんだ!!」

「うわー、監督怒ってる!!
俺行かなきゃ!!
ごめんってー、監督ー!!!」


颯爽と走っていった杉崎先輩。

一瞬にして俺の周りは静かになった。


「……嵐みたいだったな、アイツ」


南雲先輩がポツリと呟いた。


「何か……すみません」


何も悪くないけどなぜか謝ってしまった俺。


「キャラ濃いな……お前の先輩」

「あの人だけだよ、あんなに濃いのは」


あとの人は普通だった。

多分……うん、多分。

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