青空バスケ
「そんなに労らなくても大丈夫だよ。
愁ちゃんは苦労するために生まれてきた人だからね!」
「おい!!
お前も苦労かけてる内の一人だからな、夏樹!!」
「えー、大和程じゃないって。
褒めないでよ」
「褒めてねぇよ!!」
相沢夏樹―アイザワ ナツキ―
高三の先輩。
ちょっと子供みたいなところがある可愛い先輩です。
「よし!
栞奈、今度こそ帰るぞ!」
「あ、うん。
じゃあ先輩。先に失礼します」
「おう、気をつけて帰れよ」
「バイバーイ」
あたし達は先輩に挨拶をして体育館を出た。