tearless【連載中】
『そうだ!!』
何かを思い出した様に手に持ったマスカラと鏡を私の机に置き直すと、後ろ向きに座った結衣。
『3年の新条 璃琥(しんじょう りく)』
「新条 璃琥?」
そんな人居たっけ…?
聞き覚えが無くて考えていると、“今日学校来るらしいよ!!”そう言ってマスカラがたっぷり乗った目をパチクリさせる。
「だから?」
何で先輩が学校に来るだけでこんなに興奮してるのかイマイチ分からない…。
第一、新条 璃琥って誰!?
『葵、知らないの?』
「多分知らない…」
素っ気なく返事すると、机の上に置かれた鏡を横にズラし身を乗り出してきた。
『無期停くらってたんだけど、今日からまた来るらしいよ。とにかく格好いいんだからっ!!』
私の肩をバシバシ叩いて興奮する結衣に私は苦笑い。
痛いんですけど…?
叩かれた肩を押さえながら“あんた彼氏居んじゃん”そう突っ込むと“ソレとコレとは別”悪びれる様子も無くキッパリ言い切った。
何かを思い出した様に手に持ったマスカラと鏡を私の机に置き直すと、後ろ向きに座った結衣。
『3年の新条 璃琥(しんじょう りく)』
「新条 璃琥?」
そんな人居たっけ…?
聞き覚えが無くて考えていると、“今日学校来るらしいよ!!”そう言ってマスカラがたっぷり乗った目をパチクリさせる。
「だから?」
何で先輩が学校に来るだけでこんなに興奮してるのかイマイチ分からない…。
第一、新条 璃琥って誰!?
『葵、知らないの?』
「多分知らない…」
素っ気なく返事すると、机の上に置かれた鏡を横にズラし身を乗り出してきた。
『無期停くらってたんだけど、今日からまた来るらしいよ。とにかく格好いいんだからっ!!』
私の肩をバシバシ叩いて興奮する結衣に私は苦笑い。
痛いんですけど…?
叩かれた肩を押さえながら“あんた彼氏居んじゃん”そう突っ込むと“ソレとコレとは別”悪びれる様子も無くキッパリ言い切った。