tearless【連載中】
『一緒に居ようか?』
“彼氏には連絡すれば大丈夫だし”そう言って私の顔を覗き込む結衣。
「大丈夫…」
結衣の大切な時間とるなんて出来ないから。
無理やり口角を上げると、また空を見上げた。
どこまでも続く青い空。
太陽も眩しい程輝いている。
『何かあったらすぐ連絡してよ?飛んでくから!!』
肩に手を置き、優しい笑みをくれる結衣。
“うん”そう意味を込めて顔を縦に振ると、ちょうど授業を終えるチャイムが学校中に鳴り響いた。
途端、ガヤガヤと賑やかになる教室。
この暑さの中での授業はやはり堪えたのか、みんな下敷きをパタパタさせている。
授業中は基本扇ぐのを禁止されている為、うっすらと汗を滲ませている人もいた。
『でもさ…、今頃何の話だろーね?』
「そーなんだよね…」
真那斗は璃琥と同じクラスのあの可愛い先輩と付き合ってるんだし。
一体、何なんだろうか?
『先輩はバイト?』
「うん…。夏休みも休み無く毎日…」
『何でそんなバイトしてんの?』
「さぁ…」
『聞いてないの?』
「うん…」
マスカラばっちりの大きな目を細めて、少々呆れ顔。
“彼氏には連絡すれば大丈夫だし”そう言って私の顔を覗き込む結衣。
「大丈夫…」
結衣の大切な時間とるなんて出来ないから。
無理やり口角を上げると、また空を見上げた。
どこまでも続く青い空。
太陽も眩しい程輝いている。
『何かあったらすぐ連絡してよ?飛んでくから!!』
肩に手を置き、優しい笑みをくれる結衣。
“うん”そう意味を込めて顔を縦に振ると、ちょうど授業を終えるチャイムが学校中に鳴り響いた。
途端、ガヤガヤと賑やかになる教室。
この暑さの中での授業はやはり堪えたのか、みんな下敷きをパタパタさせている。
授業中は基本扇ぐのを禁止されている為、うっすらと汗を滲ませている人もいた。
『でもさ…、今頃何の話だろーね?』
「そーなんだよね…」
真那斗は璃琥と同じクラスのあの可愛い先輩と付き合ってるんだし。
一体、何なんだろうか?
『先輩はバイト?』
「うん…。夏休みも休み無く毎日…」
『何でそんなバイトしてんの?』
「さぁ…」
『聞いてないの?』
「うん…」
マスカラばっちりの大きな目を細めて、少々呆れ顔。