tearless【連載中】
『4ヶ月…だっけ?』
「うん…」
窓に反射した自分の顔を見つめ、告白された日を思い出す。
“俺と付き合って”
1月の冬空の下。
帰ろうと校門を出ようとした所でいきなりの告白。
突然そんな事を言われて“は?”って聞き返したっけ。
“だから、付き合って。俺と”
その瞳は真っ直ぐでアイツとは全然違って暖かかった。
“私…で良いの?”
“付き合ってくれんの!?”
コクンと頷くと、眩しい位に微笑んで周りの目を気にすることなくギュッと抱き締められたっけ。
アイツには無かった笑顔―
アイツには無かった温もり―
真那斗なら、私を大事にしてくれる。
アイツを忘れさせてくれる。
…そう思ったんだ。
『葵…?』
トリップしていた私をまた心配そうに見る結衣に“もう終わった事だから”ポツリ呟き力無く笑った。
『葵は強いね…』
“でも泣きたい時は我慢しちゃダメだよ…”私の頭を優しく撫でてくれた結衣。
「うん…」
窓に反射した自分の顔を見つめ、告白された日を思い出す。
“俺と付き合って”
1月の冬空の下。
帰ろうと校門を出ようとした所でいきなりの告白。
突然そんな事を言われて“は?”って聞き返したっけ。
“だから、付き合って。俺と”
その瞳は真っ直ぐでアイツとは全然違って暖かかった。
“私…で良いの?”
“付き合ってくれんの!?”
コクンと頷くと、眩しい位に微笑んで周りの目を気にすることなくギュッと抱き締められたっけ。
アイツには無かった笑顔―
アイツには無かった温もり―
真那斗なら、私を大事にしてくれる。
アイツを忘れさせてくれる。
…そう思ったんだ。
『葵…?』
トリップしていた私をまた心配そうに見る結衣に“もう終わった事だから”ポツリ呟き力無く笑った。
『葵は強いね…』
“でも泣きたい時は我慢しちゃダメだよ…”私の頭を優しく撫でてくれた結衣。