tearless【連載中】
あの日から、私は祐樹の“思惑”にまんまと嵌まっていった。
コンビニで度々見かける様になり自然と仲良くなったのも、お互い名前で呼びあうようになったのも、私の警戒心を解き親近感を抱かせる為。
時々見せた妖艶な顔も、髪に触れる指先も、今思えば全て仕組また事だったのに、私は気付く事すらなく心奪われていった。
『明日休みだし、俺んち来ない?』
祐樹と出会い2ヶ月が過ぎた頃。
大量に買い込まれたお酒と共に誘われた私。
もちろん断る事もなく返事をした私は、やはり浅はかだったのだろうか…。
『んじゃ、行くか』
肩に回された腕にドキッとするのもつかの間。
助手席に座らされた私を乗せ、車は走り出す。
煙草を吹かす祐樹にドキドキしながら初めて行く家に胸を膨らませていると“ここ俺ん家”静かな住宅街の一角に車は停止した。
窓越しに外を見れば、5階建てのマンションが見える。
コンビニで度々見かける様になり自然と仲良くなったのも、お互い名前で呼びあうようになったのも、私の警戒心を解き親近感を抱かせる為。
時々見せた妖艶な顔も、髪に触れる指先も、今思えば全て仕組また事だったのに、私は気付く事すらなく心奪われていった。
『明日休みだし、俺んち来ない?』
祐樹と出会い2ヶ月が過ぎた頃。
大量に買い込まれたお酒と共に誘われた私。
もちろん断る事もなく返事をした私は、やはり浅はかだったのだろうか…。
『んじゃ、行くか』
肩に回された腕にドキッとするのもつかの間。
助手席に座らされた私を乗せ、車は走り出す。
煙草を吹かす祐樹にドキドキしながら初めて行く家に胸を膨らませていると“ここ俺ん家”静かな住宅街の一角に車は停止した。
窓越しに外を見れば、5階建てのマンションが見える。