tearless【連載中】
その最上階だという祐樹に連れられてエレベーターに乗ると、部屋に入る私達。



「お邪魔します…」



“どうぞ”先に部屋に入る祐樹の背中を追うように中へ足を進めれば、1LDKのゆったりとした空間が見えた。



『そこに座ってて』



案内されたのは、リビングにある白いソファー。

車も白だし、部屋も全体的に白系で統一されてる所を見ると、白が好きなのだろう。



「うん…」



言われた通りソファーに腰掛けると、さっき買ってきたであろうお酒とおつまみ数点を抱え祐樹は私の隣に腰を下ろした。


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