tearless【連載中】
「ゆうき…、強いね」
あれからどれだけの時間(とき)が流れたのだろう?
テーブルに転がった缶は、10本近くになる。
その内の3本は私のモノだか、祐樹は私より多く飲んでいるのに顔色一つ変えてはいない。
私は4本目を持て余し、見るもの全てがゆらゆらしてるというのに。
『お前と一緒にすんな』
「なっ…」
余裕を見せる祐樹は、“そろそろ止めとけ”私の手に納まる缶を抜き取ると、それを一気に飲み干す。
“甘い…”ボソッと呟くと、濡れた唇を指で拭った。
その姿をソファーにもたれ掛かったまま見ていた私は、今にも瞼が閉じそうで。
『寝る?』
“俺と”耳元で甘く囁く言葉に、深く考えもせず頷いていた。
あれからどれだけの時間(とき)が流れたのだろう?
テーブルに転がった缶は、10本近くになる。
その内の3本は私のモノだか、祐樹は私より多く飲んでいるのに顔色一つ変えてはいない。
私は4本目を持て余し、見るもの全てがゆらゆらしてるというのに。
『お前と一緒にすんな』
「なっ…」
余裕を見せる祐樹は、“そろそろ止めとけ”私の手に納まる缶を抜き取ると、それを一気に飲み干す。
“甘い…”ボソッと呟くと、濡れた唇を指で拭った。
その姿をソファーにもたれ掛かったまま見ていた私は、今にも瞼が閉じそうで。
『寝る?』
“俺と”耳元で甘く囁く言葉に、深く考えもせず頷いていた。