tearless【連載中】
「…はい」
そう言うと、その3年生は何を思ったのか璃琥の頭を思いっきり殴った。
『璃琥、可愛い子が来てる』
『痛ぇ…。雅貴(まさき)テメェ…』
ムクッと机から顔を上げ頭を抑えている璃琥に“後ろ”と言うと、こっちに視線を向けた。
『じゃあね』
「はい…。ありがとうございました」
呆気にとられている私に、また爽やかな笑顔を残しさっき居た場所へ戻っていった。
『マジ痛ぇ…。雅貴の奴ぜってー許さねぇ…』
多分今すごーく機嫌悪いと思うけど、このまま帰る訳にも行かないよね。
「璃琥…?」
『んだよ?』
せっかく返しに来たのにその言い方は何!?
やっぱムカつく!!!!!!
「ブレザー」
背中に袋を押し付けると、ようやくこっちを振り返った。
欠伸をしながらまだ眠そうだ。
『可愛いってお前か…』
「何よ?」
『別に』
「どーせ可愛くないですよ!!」
袋を胸に押し付けると“ありがとうございました”と嫌みたらしく言い背中を向けると足を廊下に出した私。
そう言うと、その3年生は何を思ったのか璃琥の頭を思いっきり殴った。
『璃琥、可愛い子が来てる』
『痛ぇ…。雅貴(まさき)テメェ…』
ムクッと机から顔を上げ頭を抑えている璃琥に“後ろ”と言うと、こっちに視線を向けた。
『じゃあね』
「はい…。ありがとうございました」
呆気にとられている私に、また爽やかな笑顔を残しさっき居た場所へ戻っていった。
『マジ痛ぇ…。雅貴の奴ぜってー許さねぇ…』
多分今すごーく機嫌悪いと思うけど、このまま帰る訳にも行かないよね。
「璃琥…?」
『んだよ?』
せっかく返しに来たのにその言い方は何!?
やっぱムカつく!!!!!!
「ブレザー」
背中に袋を押し付けると、ようやくこっちを振り返った。
欠伸をしながらまだ眠そうだ。
『可愛いってお前か…』
「何よ?」
『別に』
「どーせ可愛くないですよ!!」
袋を胸に押し付けると“ありがとうございました”と嫌みたらしく言い背中を向けると足を廊下に出した私。