tearless【連載中】
「璃琥に気を遣わせてるの分かるんだよね…」
『でも、それで良いって言ってるんでしょ?』
「うん…まぁ」
そうだけど…。
そうなんだけど、無理させてないか心配だよ…。
『ちゃんと話したら?』
机に視線を落としていた私を覗き込む結衣。
みんなに心配掛けてばっかで、私…本当何やってんだろ…。
まだ誰にも話してないアイツとの事も、やっぱり消えてくれなくて…。
言ったら楽になるのかな?
言ってどうにかなるものなのかな…?
「う…ん…」
『あと1週間で、夏休みだよ?』
「夏休みか…」
“ハァ―”溜息を漏らすと、頬杖をつく。
去年までは凄く嬉しかったのに、今年は全然嬉しくない。
“暫く逢えなくなるのかな?”
付き合ってる訳じゃないし、璃琥もバイトあるって言ってた…。
前にある黒板をボーッと眺めながらそんな事を考える私。
『そんな顔しないの!!』
「…うん」
『しっかりしなよ!!じゃあ私、電話してくるから♪』
昼休みは、必ずメイクと電話は欠かさない結衣。
教室を出て行くその後ろ姿を見送ると、机に突っ伏し日除けの為に閉められているカーテンを意味もなく見つめた。
『でも、それで良いって言ってるんでしょ?』
「うん…まぁ」
そうだけど…。
そうなんだけど、無理させてないか心配だよ…。
『ちゃんと話したら?』
机に視線を落としていた私を覗き込む結衣。
みんなに心配掛けてばっかで、私…本当何やってんだろ…。
まだ誰にも話してないアイツとの事も、やっぱり消えてくれなくて…。
言ったら楽になるのかな?
言ってどうにかなるものなのかな…?
「う…ん…」
『あと1週間で、夏休みだよ?』
「夏休みか…」
“ハァ―”溜息を漏らすと、頬杖をつく。
去年までは凄く嬉しかったのに、今年は全然嬉しくない。
“暫く逢えなくなるのかな?”
付き合ってる訳じゃないし、璃琥もバイトあるって言ってた…。
前にある黒板をボーッと眺めながらそんな事を考える私。
『そんな顔しないの!!』
「…うん」
『しっかりしなよ!!じゃあ私、電話してくるから♪』
昼休みは、必ずメイクと電話は欠かさない結衣。
教室を出て行くその後ろ姿を見送ると、机に突っ伏し日除けの為に閉められているカーテンを意味もなく見つめた。