誘惑男子①~アブノーマルに抱きしめて~


「そうそう、マスクとメガネを外されたようだけど、花粉症のお加減はもうよろしいの?」



「えっ?は、はい…何とか……、薬が…効いたよう、で…」



「何でも、秘密の特効薬らしいですよ。ねぇ、若松さん?」



「なっ……い、いやぁ…、はい、まぁ…」



桐谷~、てめえ~っ。



ぶっ殺す!



ぜってぇ、ぶっ殺すからっ!!



「まぁ、そうなの?実はわたしの母も花粉症がひどくて…、是非そのお薬教えて頂きたいわ」



「ア…、アハッ、アハハハッ……

あ、あぁ…、いや、もちろん、是非っ、今度、はい…」





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