誘惑男子①~アブノーマルに抱きしめて~
「いやらしいんだ…彩は。でも…そんな彩も可愛い」
敬は快感と羞恥の狭間で身悶える彩の脚を大きく開き、自らの熱く猛った欲望を突き立てた。
「……っ、んんっ……あぁ…っ」
灼熱の塊を深々と穿たれ、縦横無尽にこすり上げられる。
「あぁっ…や…っあぁん…敬っ、敬っ…」
情欲に濡れた目を潤ませ、彩は切羽詰まったように敬の名を叫ぶ。
「んぁっ、あぁっ……」
次第に混濁していく意識の中で、一つの清廉で確かな感情が浮かび上がる。
好き…
敬は彩の身体をかき抱き、そのまま上下に激しく揺さぶり始める。
「っ…ぁん、はぁっ…」
どうしようもないくらい敬が好き。
身体が悦楽の波に呑み込まれようが、意識がダラダラと溶けていこうが、その確固とした思いだけは流されない。