男子高の女子高生!!!!上
私は自己紹介も耳に入らず、海斗の事ばかり考えていた。

自己紹介も終わってプリントやらを配布された後、解散された。

「春~!!!帰ろうぜっ!!!」

陸がテンション上げ上げで私のとこへ来た。

「あ、あぁー・・・か、帰ろうー・・・」

私が言い終わる前に私の腕を誰かがつかんだ。

「コイツ、借りていい?」

そう言ったのは・・・海斗だった。

やっぱり気付いていたのかな・・・。

「ぅえっまじかよ、じゃ春、先行ってんな」

陸はそう言って小走りで帰っていった。

多分前、ホモの人に私が告白されたのを知っているから勘違いしているのだろう。


海斗は私の手を掴み、教室を出て、向かったのは・・・図書室。

「お前・・・双葉だよな?」

ストレートな言葉に私は硬直した。

「う、うん。海斗・・・久しぶり」
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