未来への光
お墓で線香をあげて、帰ろうとした時に

向かいから早瀬くんがきた。

「早瀬くん?」

「あれ、神宮さん?」

びっくり。なんとお墓の場所まで隣だった。

こんなことってあるのだろうか。

そう思いながら、早瀬くんの横を

通ろうとした時、

こけっ…と転びそうになった。

「危ない!」

早瀬くんがかばってくれた。

「ありがとう早瀬くん。
足大丈夫だった?大会近いのに…。」

「大丈夫だよこのくらい。
気おつけて帰れよ。」

「またね。」

そう言って、あたしたちは別れた。

今度彼に会うのは、2日後。

あたしは、楽しみでしかたなかった。
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