ブラック王子に狙われて①
そして、秘密を黙ってて欲しいと懇願する彼女に、
「お前、今日から俺の下僕な?」
パニック状態の彼女に追い打ちを掛ける。
「俺は別にいいんだぜ?お前が貧乳を超極厚パットで騙してようが、関係ないし」
そして彼女は……降参した。
フッ、マジで面白れぇ。
とりあえず、まずは今日の帰りからにするか。
俺は彼女に帰りに迎えに来いと告げると、
俺のクラスも名前すら知らないと言う。
イケメンに興味は無いと言ってたが、
マジだったらしい。
これでも“学園新聞”に載ったんだがな。
まっ、いいか……どうでも。
ちょっと苛めるつもりで“土下座してお願いしますと言えよ”と言うと、
生意気にも逆ギレして来た。
ヨーシ、立場の違いを思い知らせてやる。
俺はあくどく…カウントする。
まぁ、意味は通じねぇよな?
パニック状態でアタフタしてるし。
俺はそんな彼女の唇を奪った。
そんな俺を蔑むかのように睨む彼女。
俺はそんな彼女に“俺の女”という印を付けた。
これが…
俺とアイツの出会いだった。