ブラック王子に狙われて①
「絢って、小鹿みてぇだよな?」
「はぁあ!?」
「足が細くて、ふるふる震えてる感じ?」
「………」
「そうそう…その眼」
!? 何!?
今度は“ペット”扱いする気!?
ホント最低なヤツ!!
それに、小鹿なんてペットに出来るかー!!
「絢」
「………はい」
「こっち来い」
「はい?」
指示された場所は……?
彼の膝の上!!!??
「いや……ムリ!」
「3秒待ってやる」
「はぁ?」
「い――――――ち」
「!!!?」
「に――――――い」
「ちょっ……」
「さ―――――「はいっ!!」