ブラック王子に狙われて①
駅前広場に到着すると、
!!!!!
「絢、2人とももう来てる」
「………うん」
どどど、ど、どうしよう。
彼を待たせちゃったよぅ…。
機嫌悪くなってないかなぁ?
やっぱり……お仕置きされる?
「ごめんなさい。遅くなって…」
「す、すみません」
ゆずはニコッと笑顔で。
私は棺桶に片足突っ込んだ気分で。
「俺らもさっき来たとこ。えーっと、佐伯さんだよね?」
「はい!!佐伯柚子。“ゆず”って呼んで下さい」
「俺、小金井 優。じゃあ、俺の事は“ユウ”で」
「はいっ!!」
2人してテンション高っ!!
私は隣りのブラック王子に視線を……