ブラック王子に狙われて①
突然、後頭部を掴まれ…唇が!!
なっ!!//////////
わ、わっ、私のファーストキスがぁぁあ!!
平手打ちを食らわそうと…
振り上げた手はいとも簡単に捕まれる。
悔しさのあまりキッと睨み付けると、
「お前、お仕置きが足んねぇみたいだな?」
口角を少し上げて、ニヤッと不敵な笑みを。
ザワザワと全身が粟立つ。
すると―――――、
腰に手を回され…
「キャッ!!」
グイッと抱き寄せられた。
フワッと甘い香りが鼻腔を擽る。
次の瞬間―――――!!