ブラック王子に狙われて①
翌朝、携帯を開くと……
着 信 17件
メール 14件
全て………彼からだった。
恐る恐る1つ1つ開くと…
どれも、私を心配している内容ばかり。
ホントに私のこと……思ってくれてるんだ。
下僕としての冗談かと思ったりもしたけど、
これだけ心配されると…
伝わってくる……彼の心が。
どうしよう……心配させちゃった。
たかが、キスマーク1つで。
こんなにも思ってくれてるんだもん。
きちんと説明したら信じてくれるよね?
うん。
考えても何も始まらない。
彼にホントのことを伝えよう。
私は彼にメールを送信した。