ブラック王子に狙われて①
『話したい事があります。
今日も伺っていいですか?』
10分経っても、
20分経っても…
彼からの返信は一向に来ない。
怒っちゃったかな?
一晩中無視したから、怒るもの当たり前か。
とりあえず、出掛ける用意をして…
彼の家に行こう!!
例え留守でも待ってればいいし。
ちゃんと謝らないと……。
会って話さないと……ダメな気がする。
準備に手間取って、家を出る頃には10時を過ぎていた。
「行ってきまぁ~す」
「気を付けて~」
履きなれたスニーカーを履いて…
玄関を出ると―――――!!