さくらいろ


…そういえば。

いろんなことがあって忘れかけてたけど。


胡桃は今日学校にきたのだろうか。


謝りにいこうとか言って、結局いってないじゃん。


ほら…

うち、神木くんばっかで、わすれてた、胡桃のこと。


神木くんが先だった。


ほらね。

ますます諦めることの不可能さを思い知らされる。


結局自分の恋を叶えたがってる。

胡桃のことが考えられなくなるくらい、神木くんがほしいとおもってる。


…なにが、分かりあえる、だよ。


親友失格だ。

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