さくらいろ
そんなことを考えてたら、全く集中できないまま下校時刻。
周りを見渡すと、あんなにはりつめていた図書館は、うちのほかにあと二~三人しかいなくなっていた。
もうだめだ。
帰ろう。
疲れてる。
「杏里」
玄関でうちの名前を呼ぶ声。
「………胡桃?」
夕日の逆光でよく見えなかった。
けどそこには確かに。
胡桃がいた。
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私は。
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それでもいい。
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それは虹のように
穏やかで、色鮮やかで、
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たくさんのレビューや感想
ありがとうございます!
はじめて完結させた作品なので
本当にうれしいです♡
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