さくらいろ


それから急速に絆を深めた二人。

今じゃ杏里は言いたいことも、胡桃には素直に言えるようになっていた。


胡桃はすごく明るくてみんなと仲良しだったから、うちのまわりにも自然と友達が集まるようになった。

そして少しずつ人見知りを克服した。

友達の輪が広がっていった。


胡桃はうちの恩人的存在であったのだ。


うちの世界を一瞬で変えてくれた親友、いや、もはや心友である。


だからうちは、胡桃が大好きで。

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