初恋をくれた君に幸せを


「梨央だけずるいーー!」

梨央??

この子の名前だろうか?

ずるい?

何の話をしているんだ…?


「…この子にもメアド教えていい?」

梨央と呼ばれている女の子がまたまた困った顔で疑問文を投げ掛けてきた!

「……いいよ」

あまり状況が把握できない俺は何も考えずに答えてしまった。

後ろから出てきた女の子は

名前は南田 優奈。

身長は梨央と呼ばれていた子より

少し低いぐらい。

スタイルは少しガッチリしていて

男の子のような体つきをしていた。

顔もあまり俺のタイプではなかった。

そして俺は赤外線通信で手に入れたアドレスを見てみた。

「やま…だ……りお?」

やはりあの子は梨央という名前なのだろう。


俺は宿題を書き終えたので教室を出て職員室に向かった。







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