初恋をくれた君に幸せを


俺は7組の人達の名前を

すぐに覚えようと思っていた。

友達がいっぱいほしかったんだろう。

だから俺は

7組の人の名前に目を通した。

「いろんな名前のやつおるなー…」

友達に笑われてしまった。


今考えてみたら

あたりまえの話だ。

何故あんなことを言ってしまったのだろう?

と、言ってからすぐに後悔した…。




この時はまだ気づかなかった。

いや

気づくはずがなかった。



これから…


何よりも大好きで

何よりも僕を笑顔にしてくれて

何よりも大切な人になる

存在の名前を


心の中で呼んでいたことなんて…。






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