初恋をくれた君に幸せを
そして俺は一人で1ー7と
書かれている教室に向かった。
身長が高いからか
いろんな人からの視線を感じる。
君もその一人だったんだね。
気づかなくてごめんね。
「1ー7あったー♪」
俺は一人で教室に入る。
皆緊張しているのか
中学の時と比べたら
とても静かな教室だった。
黒板に席順が書いてある紙が貼ってあった。
俺の席は掃除箱の前だ。
出席番号は一番最後。
ここまで言ったらだいたいの人は
席がどこかわかると思う。
「またここか…。」
この席はもう何回も体験している。
小学校も中学校も…。