ラビリンス
王子様
王子様
王子様ここには着物しかいない
王子様なんて居ないじゃない
王子様に変装した桂小五郎求めて、探し歩いたが見つからなかった。
私が諦めかけたその目の前に王子様が現れた。
それは、やはりポスターだったが、私は手掛かりを求めて歩み寄る。
ポスターには王子様と男と町娘がいた。王子様は桂小五郎の顔。男も桂小五郎の顔。町娘は…誰だ
「王子様の桂小五郎の恋人かな」
「違いますよ
それは全て桂小五郎の変装。ちなみに王子様ではなく、皇子様の変装ですね。
王子様は西洋童話皇子様は日本書記に出てくる…あっ
私、桂小五郎評論家のモダンガールですちなみに、町娘は桂小五郎の変装ですよ綺麗ですね」
「えっ桂小五郎ですか桂小五郎って女装をされるんですか」
「はい。そうしないと逃げ延びてけないですから、しかし彼は乙メンだったみたいですね似合ってます。
先日も、西洋のパーティーに出られて
情報集めをされてましたが、変装がとても美しいお姫様で
王子様にプロポーズされたらしく(笑)
慌てて逃げ出したらしいですよで貴重な靴を落とされたらしいとか」
王子様にお姫様
慌ててて靴…
ええ
シンデレラ姫って桂小五郎
つまり、私が手紙渡すのも、ガラスの靴を渡すのも
桂小五郎だった…
いいのかそんな展開
またまた、どこかからか声が聞こえた。
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