ラビリンス
かぐや姫の力だったのだろうか
時間が巻き戻り、
シンデレラ物語が始まった。
お幸せにシンデレラ姫…。
手紙を渡し、ガラスの靴を渡し、私の役目も終わった…。
普通なら、この辺りで私の記憶に関する展開が始まるはず。
…
何も思い出せない。私は、仕方なく、とぼとぼと歩いた。
城の門番が訝しげに見ていたからだ。
しばらく歩くと門が見えた。
そこには女が立っていた。
「ここの門番の副管理人です。貴女の旅はここで終わります。旅の感想をお願いします。ちなみに400字詰め原稿用紙2枚程度です。」
「はっ」
「それが貴女の感想なら、文字数指定外になりますがよろしいですかそうなると不合格です。残念またね」
ええそう淡々と答えると門が閉じられかけた。私は驚いて門番を止めた。
「ちょっと待った
感想は、私はシンデレラストーリーを進めるコマで、流れに組み込まれていた。
私が記憶がないのは
駒には記憶は必要ないから。そして、無理やり出演した人達も駒の一つだと言う事かな。」
「なるほど…ある意味、私の持っている解答用紙に含まれた感想ですね。模範的ではないが違ってはないですから、お通しします。どうぞ…。」
門番に促されながら大きな門の前に来た。門番が門の前に立つと門が開いた。
目映い光が放たれ
その中に門番が先に入る。
私が続いて入ろうとした瞬間、門が私の目の前で閉じた。
ええ…
時間が巻き戻り、
シンデレラ物語が始まった。
お幸せにシンデレラ姫…。
手紙を渡し、ガラスの靴を渡し、私の役目も終わった…。
普通なら、この辺りで私の記憶に関する展開が始まるはず。
…
何も思い出せない。私は、仕方なく、とぼとぼと歩いた。
城の門番が訝しげに見ていたからだ。
しばらく歩くと門が見えた。
そこには女が立っていた。
「ここの門番の副管理人です。貴女の旅はここで終わります。旅の感想をお願いします。ちなみに400字詰め原稿用紙2枚程度です。」
「はっ」
「それが貴女の感想なら、文字数指定外になりますがよろしいですかそうなると不合格です。残念またね」
ええそう淡々と答えると門が閉じられかけた。私は驚いて門番を止めた。
「ちょっと待った
感想は、私はシンデレラストーリーを進めるコマで、流れに組み込まれていた。
私が記憶がないのは
駒には記憶は必要ないから。そして、無理やり出演した人達も駒の一つだと言う事かな。」
「なるほど…ある意味、私の持っている解答用紙に含まれた感想ですね。模範的ではないが違ってはないですから、お通しします。どうぞ…。」
門番に促されながら大きな門の前に来た。門番が門の前に立つと門が開いた。
目映い光が放たれ
その中に門番が先に入る。
私が続いて入ろうとした瞬間、門が私の目の前で閉じた。
ええ…