ラビリンス
意味が判らなかった。
正解と言われて、門が閉じられた…
「そちは、何を致しておる門番が居なくなったのなら、座りこまずに門を改めよ。鍵穴があろうが鍵穴を見つけたらワシが鍵の番人だと現れる予定であるのに…出来ぬであろうが」
門の横から別な女が現れた。しかも奇妙な喋り方
「アナタは誰ですか」
「チッ」
私の問い掛けに女は答えずに舌打ちするとまくし立てた。
「今、申したであろう。鍵の番人じゃとちなみに、管理人は又の名をお代官と申す。門の番人は又の名を越後屋と申す。またと言っても股ではないぞさて本題じゃ。今まで出会った人々の感想を述べよ。」
またまた変わった人がしかし動揺しているとさっきみたいなパターンになりそうだ。私は慌てて答えた。
「童話の話と違って皆さん、自己中で我が儘で、平気で人任せにします。中には違う人もいましたが基本は、皆さん私に自己主張されますね。」
「ほう~なる程のう然らば、そちは何故ここに辿り着いたのか」
「それは、運命です私はそうするようになっていたんです」
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