8時23分 運命の数字
時計
私、結城 愛。

私の幼馴染であり従兄弟のの結城 永遠(とわ)結城 誓司(せいじ)この二人は双子で、私の大好きな人たち。

私の親友、林田 まりん。永遠と誓司と同じくらい大好きな人。


三人で、学校帰りに立ち寄った少し不思議な雰囲気が漂っているお店。
そこには私の心を奪う古風なかわいい時計。
「かわい~!」

「愛、欲しいのか?」永遠が言う。
私はチラッと値札を見る。
・・・
「欲しいけど・・・欲しいけど・・・値段がかわいくなぁ~い!!!」

かわいい時計のお値段は・・・バイトをしていない私には到底無理な額・・・

「俺が買ってや「俺が買ってやる!」


「はぁ?邪魔すんな!永遠!」

「あ?誓司に買えるわけねぇだろ?どちみち補習でバイトにさえいけないくせに」

「はぁ~?」

「やめて!やめて!大丈夫だから!あきらめるから!」
はぁ・・・でも、なんか嬉しいな・・・

「ほんとにほんとにいいのか?俺、愛のためならどんなことでもできるよ?」
誓司・・・

「俺だってそうだ!何ならこれよりもいいやつ買ってやるぞ?」
永遠・・・

二人とも・・・
「ありがとぉ~!!!!!」


「二人とも大好きだよ!」



私は二人より早く生まれたが二人の妹的存在、小さいときも私よりも早く身長が伸びたし成績も運動神経もよかった。(男の子だから当たり前と言ったら当たり前だけどね)

「「愛・・・」」

「「なんで俺だけじゃないんだ」」




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