8時23分 運命の数字
ううっ・・・お仕置きって何だろ・・・宿題やってとかその辺でしょ、あいつらだし・・・
まだちょっと時間あるな・・・シャワー浴びてこよ~
~数分後~
ショーパンとTシャツっていうラフな格好に着替えてベランダに出た。
(お、鍵開いてるな。よいしょっと)
はしごをかけると窓が開いて、二人が顔を出した。
永遠「待ってたぞ~」
誓司「入って入って~」
「よっこらせっと」
ふぅ、にしても久しぶりだ。二人の部屋。最近はお互い忙しくてなかなかこれなかったもんね~
誓司「じゃあ、英語の宿題よろしく!」
永遠「俺のもね~」
やっぱり…もう!
「二人の方が頭いいくせに!なんで私がやらなくちゃいけないの!?」
誓司「愛が書いたノートって見やすいんだもん。わかりやすいし」
永遠「あぁ、愛が俺らノート書いてくれてるから英語の成績が一番いいんだよ」
え…マジですか…
永遠「だから、お願い♡」
「もう!わかったよ!ふ~んだ!」
こんなことを言いながら、実はとても嬉しかったりする、私。
誓司「やっぱり愛は優しいなぁ~」
永遠「俺らの自慢のお嫁さんだな!」
永遠はそう言うと私を軽く引き寄せ抱きしめた。
小さい時は当たり前のようにしていた事だけれど、高校生の男の子になった永遠はいつもの石鹸の香りと男の子の香りで、昔よりさらにたくましくなった腕に思わずキュンとしてしまった。
…?あれ?なんだ?このキュンって?