8時23分 運命の数字
甘いお仕置き


上目遣いで誓司を見ている・・・

普通の人だったらこれで落ちてしまうのだろう。何だってこの美人なんだから

「誓司くん・・・私、今まであなたに迷惑なことばかりしてきたわ・・・もう、こんなことはやめるから普通の先生と生徒としてやっていきましょ?」

「俺は最初からそうしているつもりです。」

「あら、ごめんなさいね?じゃあそういうことだから、今日はもう補習終わったみたいだし・・・
あ、今日は誓司くんがなかなかこなかったから代わりに東吾(とうご)くんが手伝ってくれたわよ。」

そういうと先生は誓司に近づき、こそこそっと何かを伝えた。

「な!!くそぉ~・・・」

どうしたのかな?

東吾君、大脇東吾くんは誓司には及ばないがに頭がいい。永遠と同じくらい。
そう、この双子は兄弟そろって頭がいいのだ。なんで幼馴染の私は違うの?兄妹同然に育ったじゃない!・・・はぁ。

「誓司?」
永遠声をかける。

すると先生が
「あ!永遠くん、この前の100m走で学年一番だったから今度の体育祭のリレーでアンカーやってほしいんだけど・・・大丈夫かな?詳しいメンバーはまた後日「めんどくせーいやだよ^^」

なんで最後スマイル!?

先生はクククッと笑うと誓司の時みたく永遠に近づき、こそこそっと何かを伝えた。

「マジ!やる!アンカーやります!!」

え?なにを言ったの?

なんだかわからないけど、この先生なんだかんだ言って生徒を手な付けているじゃない・・・

先生は視線を感じたのか私の方を向き、ニコッっとした。


ううっ・・・かわいい・・・先生一体いくつよ・・・これで落ちない誓司には関心するわ。


「じゃあ、二人とも頑張って!長い時間ゴメンね!さよなら。また明日がっこうでね。」

「「「「さよなら」」」」

まりんはさっきまでの話も録音していたらしい。まったく、こんなの一体なにに使うのかしら?

「「じゃあ、さっきのお仕置きどうしようか?」」


げげ!まだその話健在か!


< 7 / 16 >

この作品をシェア

pagetop