…たぶん。


「優哉?笑ってるでしょ?」


「ああ、バレた?」


「バレバレ
じゃあ支度するから
ごめんね…」


「はいはい」



そういえば夢を見てた

魁斗の…

元彼の夢…



「魁斗先輩…」

口に出してしまったあと
少し優哉に罪悪感が
生まれた


もう忘れよう

魁斗先輩のことは考えないよ



今の私には優哉がいるもん


「夏音?!」


下の階からお母さんの
声が響いた


「今行くっ!」



私は急いで階段を
降りた
< 20 / 30 >

この作品をシェア

pagetop